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0回目:私は、新人コンサルタントの曽根拓也です。ー新人コンサルタントのFR学習帳

ファンドレイジング学習帳を連載したい!

初めまして。私は、新人ファンドレイジングコンサルタントの曽根拓也です。2022年6月に株式会社ファンドレックスに入社しました。

今回から、新人コンサルタントのFR学習帳と題して、全12回に渡る連載を開始します。本連載は、「手軽に、楽しく、皆さんと同じ目線で。」をモットーに、カッコつけず、新人らしく、寄付体験やボランティア活動、社会貢献、ソーシャルセクターで学んだこと、その経験と知識を皆さんに、オープンマインドに共有していきたい、そんな想いで綴っていきます。

さて、今回は、第0回目と銘打って、私の自己紹介をさせてください。あなたは誰?いくつ?どういう人?どうしてファンドレイジングやりたいの?なんて疑問にお答えします。どうぞ、私の恥ずかしい歴史と共に、ファンドレイジングコンサルタントの世界に飛び込んできた背景を、お聞きください。

フィジー愛と週末起業

私は1988年、仙台市で生まれ、埼玉県の田舎で育ちました。2022年、現在、千葉県で2歳児の娘と、妻と3人で田舎暮らしをしています。奥さんとは2014年、海外留学中のフィジー共和国で出会い、同い年、同じ大学、同じ興味、という偶然が重なり、運よく結婚までしてもらえました。

妻と結婚できたことが理由ではないですが、私は、フィジーが大好きです。2016年、フィジーから帰国後、一般社団法人BULAVITYを友人3人で創業しました。会社のビジョンには、「Fiji makes us positive」を掲げ、フィジー旅行メディアをゼロから立ち上げました。私も仲間も、未経験というないもの尽くしのスタートで、パッション1つで、すべての業務に、日々、奮闘していました。週末起業だったせいか、1年かかりましたが、広告収益、WEB制作依頼、マーケティング依頼が激増し、事業収益を得るに至りました。

日本初のフィジー産コーヒー輸入

かくして、2017年~2018年には、創業メンバー3人が培ったスキルで複業ワーカーとして生計を立て、事業収益の大半を在フィジー人との交流イベントなどイベント企画運営やプロモーション、海外取材、出張等に投入しました。毎年、1ヶ月ほどフィジーやオーストラリア、太平洋諸国に取材に行っては、記事を書き、さまざまな土地に足を運ぶ折に、新規事業の種を探していました。

2年が過ぎ、2019年11月、フィジー産コーヒーに出会い、ハードな交渉の末、幾重かの困難を乗り越え、ついに、2020年12月に日本初フィジー産コーヒーを輸入するに至ります。2020年、当初の事業計画では、2021年~2023年中は、私が、単独で島嶼国を周遊し、太平洋地域の調査を経て、太平洋島嶼国のコーヒーを輸入する計画を立てていました。そのため、私は、その周遊するための時間を確保しようと、2019年の計画段階から、自分の業務を0にすべく、必死に自分の仕事をスタッフ、フリーランスの方々にお任せできるように準備を着々と進めていました。

コロナ禍と変革の旗

ところが、コロナ禍により、計画は破断となります。一瞬、思考停止しました。しかし、私は、あまり悩まず、ネガティブにならない性格ですので、ポジティブな未来を創るためにはどうしたらいいか考えました。実は、他にも、2020年3月、町おこしで駅舎コーヒースタンドも創業していました。これらを含めて、自分の人生を振り返り、客観視して分かったことがあります。それは、私は、いつも、小さくまとまっていた、ということです。私は、この程度だと自分の限界を決めて、狭く小さく、偉そうに満足していたと気づきました。

これは、変革のチャンスでした。私は、これから、より大きく視座を高くしよう。フィジーや太平洋、町おこし、コーヒー、これら以上の大きな社会貢献というフィールドに立とう。このように、やることがなくなって、ゼロになったことで、次の自分を発見できました。2022年6月、こうした紆余曲折、でこぼこ道を辿り、自分を高く、大きく広げる千載一遇のチャンスに巡り合うことになったのです。

ファンドレックスとの出会い

決めたら即行動。ここからは怒涛の日々が始まります。社会貢献というワード検索から始まり、日夜、パソコンとにらめっこしました。恥ずかしながら、ここで初めて、さまざまなソーシャルセクターでは当たり前の言葉や社会課題を目の当たりにすることになります。私は、「ファンドレイジング」という言葉を知らずに生きてきましたが、これは、面白いと興味が爆発し、関連する本や資料を読み漁りました。

ファンドレイザーという職種も知り、一気呵成に調べ続けて2週間。ようやく、ファンドレックスの人材募集ページにたどり着きました。見つけた瞬間、これだ!と人生で初めてやりたい仕事を見つけました。

私は、もとより、仕事と、趣味、やりたいことを分けていました。フィジーや社会貢献活動は、いわゆる、ライフワーク、生活費を得る仕事はライスワークと考えていました。そのため、今までは、事業収益は社会貢献に使い、生活費は複業で稼ぐという選択をし、やりたいことと、仕事を切り離していました。しかし、こうして視座を高く、一歩踏み込んで調べてみて、世界が一変しました。ファンドレイジングコンサルタントという仕事に出会い、私は、「何がなんでも、この仕事をやりたい」と胸が熱くなり、ファンドレックスに飛び込みました。

こぼれ話 面談前の秘話

私は、文章が苦手です。しかし、それでも何とか目に止めてもらおうと履歴書・応募書類に必死に取り組みました。おかげさまで、面談の機会を得て、一生懸命にアピールしました。その後、毎日、メールをチェックしては「まだか、まだか」と採用通知が来るのを待ち焦がれていました。

ついに、採用メールが来ました。私は、嬉しくて、それを保存しています。

やりたいと思ったこれが本心

なぜ、こんなにもファンドレイジングコンサルタントに魅力を感じたか、アウトプットが難しいです。「本心からそう思った」とだけしか言えないことが正直な気持ちです。ただ、それではあまりにも、コンサルタントとして、稚拙な回答なので、自己紹介の最後に代えて、もう少し深ぼって話します。

考えること、社会的インパクト

私は大学生の頃、哲学科に在籍し、考えることが好きでした。考えるにとどまらず、人の話を聞いたり、事実を調べたり、たしかめることが好きでした。また、元来、好奇心に身を任せ、自由に動いてしまう性分で、冒頭にも触れたフィジーでの非営利活動は、資本を目的とせず、資本を手段に、「好きなこと、人の役に立つことをしたい」という思いが根っこにありました。

これらを総合するに、私は、“考える”という動詞がコンサルタントという職種に適い、ファンドレイジングという点では、資本がゴールではなく、社会的インパクトがゴールとい2点に強い魅力を感じたのだと思います。

入社後からいま

いま、入社後から4ヶ月、神無月の頃、仕事の難しさ、スキル不足を感じるものの、入社前に抱いていた理想と現実に大きなギャップはありません。私は、下手でも牛歩でも、着実に力をつけていけば、これから先、必ず、社会的インパクトを起こす人、団体を助けられるプロファンドレインジングコンサルタントになれると確信しています。

ファンドレックスと顧客と、わたし

ファンドレックスは、全員が社会を良くしよう、顧客に貢献しようと、知恵を絞り、汗をかき、互いを尊重する会社です。実際、私は、リモートワーク、週4日と働きやすい環境を与えてもらっています。また、ソーシャルセクターで奮闘する顧客の皆様は、社会との接点、日々の業務の煩雑さ、多種多様な課題をお持ちですが、皆さん、おしなべて、目の前の課題に、熱い想いを持って、真正面から果敢に挑戦されています。

最後に、現在、私は、少しずつ、調査業務や議事録係などプロジェクトメンバーの一員として、先輩たちからアサインしてもらえるよう業務が増えてきました。まだまだ新人ではありますが、これから先、必ず、力をつけて、顧客、社会に貢献するぞ!という闘志を日々、燃やしています。みなさん、もし、1年後の今日、10年後の今日、私、曽根拓也が、同じ熱意を持ち続けていたら、その時はぜひ、褒めてください。ここでようやく0回目の自己紹介は終わりです。しかし、新人ファンドレイジングコンサルタントの始まりでもあります。

どうぞ、私、曽根拓也、新人コンサルタントのこれからにご期待ください。

次回、新人コンサルタントのFR学習帳は、「500円から始められる寄付」をテーマに10団体をご紹介します。手軽に、楽しく、皆さんと同じ目線で、一緒に学んでいきたい、そんな想いでいっぱいです。よろしくお願いします。


新人コンサルタントのFR学習帳

▷ #12 さようなら新人ファンドレイジングコンサルタント
▷ #11 ファンドレイジングコンサルタント1年目が読んだ8冊の必読書
▷ #10 ファンドレイジングでよく聞く横文字7選
▷ #9 ファンドレイジングに役立つ!事業戦略・マーケティング戦略7選
▷ #8 ファンドレイジングに役立つ!経営戦略フレームワーク12選
▷ #7 Chat GPTにファンドレイジングについて3つ質問してみた
▷ #6 わたしのクラウドファンディング体験記
▷ #5 ぜんぶ観ました!FRJ2023ファンドレイジング日本
▷ #4 My寄付ルール1.0
▷ #3 バースデードネーションとは?
▷ #2 私の寄付先を公開します。
▷ #1 500円から始められる毎月寄付10選
▷ #0 私は、新人コンサルタントの曽根拓也です。

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