EN

IMPACT LAB

インパクトラボ

コロナ禍の中でファンドレイザーができる3つのこと

新型コロナウイルスの感染拡大が始まってから、私たちの生活は大きく変わり、その後も日々状況が変化し続けています。今、コロナの影響を何も受けずに生活している人はいないと言っていいでしょう。

多かれ少なかれ、みんなが不便や不自由を我慢したり、不安や恐怖を感じている中で、ファンドレイザーには何ができるのでしょうか。最近の国内での動向や、米国AFP(Association of Fundraising Professionals)が公開しているリソースガイド( Coronavirus/COVID-19 Resource Guide)を参考に、今ファンドレイザーができることを考えてみたいと思います。

1. 既存の寄付者と話す

私たちは、毎日コロナ関連の情報に晒されています。その情報自体に疲れてしまったり、自分自身や家族の健康を心配している寄付者もいるでしょう。コロナの感染拡大は経済にも大きな影響を与えているため、経済的な不安を抱えている寄付者もいるかもしれません。

まずは寄付者の状況を気遣うことから始めましょう。個別にコンタクトがとれる場合は、電話やビデオチャットで。SNSやメールのような一斉配信型の場合でも、あなたや団体が、寄付者を気にかけていることを伝えられると良いですね。

そして、今の状況下で寄付者があなたや団体に期待していることを聞きましょう。

団体によっては、人が集まるイベント等の中止によって事業収入が減り、寄付の重要性が高まっているところもあると思います。団体が活動を続けていくために寄付が必要であれば、状況を説明し、今お願いしても良いかも聞いてみると良いと思います。受けている影響の度合いや種類は人によって異なるため、今は寄付をお願いできないとか、今なら寄付をもらえるといった想定はあまりせずに、寄付者に聞いてみるというスタンスが良いと思っています。

寄付者にとって今が寄付をするタイミングではないなら、アドバイスをもらったり、日頃の支援の感謝を伝えたり、良い関係性を維持するためのコミュニケーションを続けてください。

2. 今だからこそ必要な活動を説明する

ファンドレイザーは、それぞれに様々な社会課題に向き合って仕事をしています。今回のコロナ禍のような、社会全体が大きく揺らぐ状況の中で、もともと存在していた社会課題が、深刻化したり拡大したりすることを、肌で感じておられる方も多いかと思います。

直接的にコロナに対応する分野でなくても、今だからこそ必要な活動があるなら、その背景や活動内容を丁寧に説明しましょう。SNSやメールを使った説明もできますし、 多くの方が家にいる時間が増えている今は、動画の利用もおすすめです。

「今」というタイミングで言えば、定額給付金の支給もあります。給付金の辞退を考えている寄付者には、辞退せずに受け取って、一部でも寄付していただけるようお願いしてみましょう。人との距離が遠くなってしまっても、家からでも、誰かを支えることができると寄付者に知ってもらう。それもファンドレイザーが担える大事な役割ではないでしょうか。

3. 他のファンドレイザーに協力する

すでに、様々な個人や団体が、コロナの影響で苦しい状況に置かれている人たちを支えるためのファンドレイジングを実行しています。これからスタートしようと準備をされているファンドレイザーもおられるかもしれません。

緊急支援ということで、クラウドファンディングを使っているケースが多いようです。READYFOR、Campfire、Yahoo!ネット募金等の主要なサイトを見るだけでも、重要な活動をされている団体やその団体を応援されている個人のプロジェクトが多数上がっています。

自分が担当しているプロジェクトはもちろんですが、それ以外でも、共感するプロジェクトがあれば、寄付や情報のシェアといった協力を、ファンドレイザー同士でしていけると良いなと思っています。今困っている人はたくさんいて、その人たちに少しでも支援を届きやすくするためには、「困っている人がたくさんいて、それを何とかしようとしている人もちゃんといる」こと、「誰でも、家からでもできる支援がある」ことを多くの人に知ってもらうことが重要だと思うからです。

ファンドレイザーは、共感を集めて、共感の輪を広げるのが仕事。自分と同じ様に、困っている人を支えるために活動してるファンドレイザーにも共感を寄せて、今必要な活動を一緒に実現していきたいですね。

関連記事

もっと見る