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IMPACT LAB

インパクトラボ

あなたの明日に向けて、今は貯えていこう

様々な状況の中で、困難と闘っている数多くの皆様に
特に今も最前線で取り組みを進めておられる医療関係者やインフラを支える皆様に感謝申し上げます。

こうした時には「寛容・臨機応変・専門家に任せる」とラジオで山下達郎氏が話しされていた。溢れるニュースやSNSの流れに惑わされず、思いやりを持ち、不安をあおって恐怖を再生産しないように心がけ、番組は心の癒しとなるようにと姿勢を保っておられた。

山下達郎サンデーソングブック https://www.tatsuro.co.jp/sunday/

海の向こうでは、ニュージーランド警察が「人類史上初めて、何にもせずにテレビの前でゴロ寝してるだけで人類を救えるんだ。台無しにしないようにしよう」と呼びかけ、「#家にいるだけで世界を救える」が話題のワードになっている。知り合いの組織基盤強化のコンサルタントは「こんな時には3つしかない。今しかできない対応すべきことをやるか、何もしないか、または次に備えて研修をするかだ」と言いきっている。

今は耐え忍ぶ時。そして、いつかの時に備えて、自分たちでできる事をそれぞれで行うと共に、晴れやかに働きかけができる次のステージが来た時に備えておこう。いままでできなかった他団体や優良事例の研究、しっかりと目が通せていなかった体系的な文献、長い時間の英知が詰まった研究論文や白書など、この機会に手を付けだしてじっくりと取り組んでみよう。

時間は見えないが、誰にも等しく与えられている。

独りで閉じこもっていると、頭の中で繰り返し、フレーズやイメージが残ってしまい、それが大部分を占めてしまうようなことがある。またオンライン会議が毎日のように行われているので、話している間はいいのだが、終わってしまうと寂しさが増してくるという人もいるだろう。また逆に、室内は快適すぎて、中断されないので、いつも以上にはかどるという人もいるだろう。同じものを見つめていても、物事の明るい面を見るか、陰になっている面を見るかによって印象が変わってしまうのと同じく、過ごし方についても、様々な受け止め方があると思われる。今は先が見えなくて不安は高まる一方かもしれないが、後からきっと振り返ることができる時がやってくる。

日本人の食生態学者、エッセイスト、探検家、登山家であった西丸震哉氏の著書『野外ハンドブック 大自然に生きる基礎知識』(光文社)を子どものころに愛読した。その中に「山で雪崩にあった時の対処法」として紹介されていたのは、もがいて、泳ぐように浮かび上がっていくと、やがて山の上に出てしまうことがあるという記述があった。実際にやってみたいとは思わないが、妙に印象に残っている。

後には「失われた一年」と呼ばれるかもしれない、真っただ中にいると落ち着かない気持ちがあるのが正直なところだが、自然は変わらず春を迎えている。そこからも多くを思いをはせることができるのではないか。
2000年シドニーオリンピックで日本人女子として陸上初の金メダルを獲得し、女子スポーツ界で初の国民栄誉賞に輝いた、高橋尚子さんは、かってこうした言葉を残している。いまはみんなでしっかりと根を張っていこう。

「何も咲かない寒い日は下へ下へと根を伸ばせ。やがて大きな花が咲く」

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