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仕事の息抜きに観たいTED動画3選

COVID-19の感染拡大による政府の緊急事態宣言から1週間。医療や福祉関係の方、公共サービス関係の方をはじめ、日々現場に向き合ってくださっている方々には、心からの敬意と感謝を申し上げます。

また、緊急事態宣言の対象となった各地域のみなさまをはじめ、テレワークや外出自粛など、様々な不安や不便の中でお仕事をされている方も多くおられることと思います。当社も2週間前から原則在宅勤務となっており、私も自宅でこの記事を書いています。

週に数日のテレワークは効率が上がりますが、こうして長期間自宅に閉じこもって仕事をしていると、朝起きてからずっと仕事を続けてしまったり、休憩時間をつい長くとってしまったり。ON/OFFの切り替えが難しく感じることも出てきました。そこで今日は、息抜きしながら勉強にもなる、ソーシャルセクターの方におすすめのTED動画を3つご紹介します。どれも日本語の字幕付きですので、気分転換がてら、気楽に観てみてくださいね。

※日本語字幕が表示されない場合は、動画再生中に画面の右下に表示される💬をクリックしてJapaneseを選択してください。

1. THE WAY WE THINK ABOUT CHARITY IS DEAD WRONG.

非営利セクターには「独自のルール」があり、そのルールのせいで非営利セクター以外とのあらゆる競争に勝てないようになっている。そのルールの問題点について、給与体系、広告とマーケティング、リスク許容性、成果を出すまでの時間、利益、の5つの軸で説明されています。

非営利セクターで働いている方はもちろん、寄付者として関わっている方にも、ぜひ観ていただきたいTEDです。

”なぜ乳がんの寄付金は乳がんの治療法を発見するには遠く及ばず、ホームレスの支援活動を行っても主要都市のホームレス解消にはほど遠いのでしょうか?なぜ米国の貧困率は40年間もずっと人口の12%で改善しないのでしょうか?
それは、社会問題はとても規模が大きいのに、解決しようとする私たちの組織があまりにも小さいからです。また私たちの考え方のせいで、規模を大きくできていないからです。”

2. WHAT NONPROFITS CAN LEARN FROM COCA COLA?

コカ・コーラが世界中でサービスを展開できているのは、リアルタイムデータの活用、地元の人たちとの連携、マーケティングの3点がしっかりできているから。非営利セクターも、そこから学んでできることがあるというお話です。

未来志向で希望に満ちたマーケティングは、私たちも参考にしたいですね。

”マーケティングがもっと希望に満ちていたら、と思います。
この病気を撲滅できたらどれほど素晴らしいかに、みんなの関心を集められたら、ポリオは地球上から2番目に撲滅された、単なる病気になります。”

3. HOW TO BUY HAPPINESS.

自分以外の「誰か」のためにお金を使うと人は幸せになる。それは、金額や文化や環境が違っても同じであるということを、実際の実験結果を交えて説明されています。

最後の寄付への誘導も大変参考になりますね。

”誰かのためにお金を使うとより大きな見返りがあることが証明されました。つまりもし「お金で幸せは買えない」と思っているなら、それは使い方が間違っているのです。これは、この商品の方があの商品を買うより幸せになれる、ということではありません。自分のために何を買おうかと考えるのは止めて、そのお金の一部でも、誰かのために使ってみてください。”


以上の3つは、何度も繰り返し観ているお気に入りですが、もうひとつ大好きなTEDがあるのでおまけでご紹介しますね。

人はどうしてやるべきことを先送りにしてしまうのか、というテーマのTED。上の3つよりもライトな内容ですが、最後には「今やるべきことをやろう」と思えるはずですよ。

INSIDE THE MIND OF A MASTER PROCRASTINATOR

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