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インパクトラボ

今支援が集まっているクラファンプロジェクトの特徴とは

新型コロナの感染が広がりはじめてから4ヶ月あまり。地域や業界や立場に関係なく、様々な影響が、短期間に広がることになりました。そしてその影響を受けた人を支えるために、多くのクラウドファンディングのプロジェクトが立ち上がっています。

営業ができないライブハウス、客足の減ってしまった飲食店、講演ができない劇団等を支えるプロジェクト。医療や福祉の現場等に、マスクや防護服等を届ける「支える人」を支えるプロジェクト。ひとり親家庭を支えるために著名人が自ら立ち上げたプロジェクトもありました。

クラウドファンディングのサイトを見ると「コロナ緊急対応」として実に多様なプロジェクトが並んでいます。その中で、今支援が集まっているプロジェクトにはどんな特徴があるのでしょうか。今日は、READYFORで今寄付が多く集まっているプロジェクトを中心に、その傾向を検証してみたいと思います。

寄付が集まっているプロジェクトTOP6

みんなで危機に対応する:コラボレーション型

自然災害と違って、被害地域が限定できない今回の新型コロナの影響。そのため、プロジェクトが集めた資金を、他団体や他地域に分配するコラボレーション型が共感を集めているようです。

新型コロナウイルス感染症:拡大防止活動基金

READYFORが立ち上げて5億5,000万円以上を集めているこちらのプロジェクトは、研究・開発支援、マスク・医療器具支援、感染症対策支援、こども・福祉支援をテーマに助成先を公募し、審査のうえ4回に分けて助成を行うというもの。すでに2回の審査が終わり、26の活動に助成することが決定しています。

内容も地域も異なる活動の助成するプロジェクトは、幅広い支援につなげることができる反面、寄付者にとっては、寄付がどう使われたのかわかりくくなるという心配もあります。このプロジェクトでは、決定した助成先の公開はもちろん、具体的にどのような活動に資金が使われるかを、イラストと文字でわかりやすく紹介しています。参考になりますね。

既存のファンにまた来て欲しい:未来の体験訴求型

もともとファンがいる場所やサービスを提供している場合には、その場所やサービスを一緒に守って欲しい、そしてまた遊びに来て欲しいというメッセージの訴求が有効なようです。

【新型コロナ】#山小屋支援プロジェクト

全国の山小屋を支援しようと立ち上がったこのプロジェクトは、現在4,300万円以上が集まっています。地域の人や、登山や写真が趣味の人など、既存のファンに一緒に山小屋を守って欲しいと呼びかけています。

集まった資金は、全国の山小屋に分配して活用されるコラボレーション型。寄付者はプロジェクト全体を応援することも、山小屋を指定することもできるようになっています。

山小屋オーナーたちのメッセージや、プロの登山家やライター等の応援団も、ファンにはぐっとくるはず。山小屋を利用したことがある人だからこそわかる山小屋の価値を訴求しつつ、またあの山に行きたい、また山小屋で会いたいと思える内容になっているのは素晴らしいですね。

寄付が倍になって届く:マッチングギフト型

集まった寄付と同額が寄付される=寄付が2倍になって届くマッチングギフト型。READYFORでは、村上財団がコロナ緊急支援をしている団体に対して行っているマッチングギフトのプロジェクトがすでに5つ立ち上がっています。自分の寄付が2倍の価値なって現場に届くのは、寄付者にとっても嬉しい仕組みです。

寄付が2倍:コロナ緊急|家や仕事を失う人をひとりにしない支援

目標額1億円のこちらのプロジェクトでは、3,000万円までがマッチングの対象。現在2,800万円以上が集まっています。

こちらのプロジェクトも、全国の団体と連携して実行していくコラボレーション型。連携団体との対談や、応援団となっている著名人との対談など、オンラインでのライブ配信を頻繁に実施されているのも特徴的です。リアルなイベント開催が難しい今、現場やサポーターの声を届けるのにぜひ真似したい仕掛けです。

次回のライブ配信は、マッチングギフトで協力している村上財団の村上世彰氏がゲスト。寄付をいただくだけでなく、思いを語る場を一緒に持てる。寄付者と団体のとても良い関係ですよね。

コロナの影響で家や仕事を失う人が増えると言われている中、目の前の緊急対応をしつつ、未来につながる「仕組み」をつくっていくんだというメッセージも、ここからのコロナ関連プロジェクトには重要な視点になってくると思います。

知っている人が応援していると安心:応援団訴求型

著名人等、多くの人が知っている個人に応援団として参加してもらうことで、信頼感や安心感を訴求することができます。

コロナ最前線で闘う医療従事者に、寄付で支援を#まもろう富山

各地で影響が出ている今、自分たちの地域を自分たちで守ろうというコンセプトがわかりやすいこちらのプロジェクト。現在2,500万円以上が集まっています。

応援団には、富山県にゆかりのある著名人が並んでいます。プロジェクトのメイン画像にも応援団の顔写真を並べて掲載することで、ALL富山で取り組んでいこうというメッセージが伝わります。

ふるさと納税の制度が使えるのも、寄付者にとっては嬉しいですね。


他にも、プロジェクト公開時にオンライン記者発表を行う、SNS拡散のためのハッシュタグを決めておく、高額の寄付単価を用意しておく、というのも共通点としてあげられます。これからクラウドファンディングのプロジェクトを立ち上げようとお考えの方は、ぜひ成功事例を参考にしてみてくださいね。

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