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「遊び心」を感じさせる3つのファンドレイジング

「ホモ・ルーデンス」(遊ぶ人)という言葉をご存知でしょうか?「ホモ・サピエンス(科学の人)」に対して、人間の本質は「遊び」にあるのではないかということを示した言葉です。オランダの歴史学者ホイジンガという人が提唱していて、このタイトルの本も出ていて、なかなか面白いです。

さて、ファンドレイジングと寄付も、「遊び心」がブレイクスルーを生むときがあります。世界のファンドレイザーたちの間で有名な3つの「遊び心」に溢れたファンドレイジングキャンペーンをご紹介します。

1. フランス赤十字のユーモラスなファンドレイジングキャンペーンCM

赤十字というと、まじめでお堅いイメージがあるかもしれませんが、特に欧州では、結構ユニークで社会に訴求する新しいファンドレイジングの仕掛けをしてくるのが赤十字です。

このCM、ジョッキ型の募金箱をもって街頭募金している美女が車に近づいてきます。運転手の男性が寄付をしようとすると・・・ 

ちょっとクスッと笑っちゃう感じがいいですね。フランスらしいユーモアです。

2. 韓国の「レゴ型」募金箱というアイデア

募金箱って、こんな可能性があるんだ!と気づかせてくれる、韓国のBeautiful Foundationが仕掛けたキャンペーン。写真のとおり、レゴブロックの形をした募金箱を全国の学校や職場に配布して、そこにみんなが貯金箱のように寄付をしていきます。そして、最後にその募金箱を集めて、ハートとか木とか何か作品をつくってしまおうというキャンペーンです。

世界的にも話題になり、「ファンドレイジングの殿堂」にも登録されることになりました。

※画像は http://sofii.org のサイトから転載しています。

3. ネオナチを独特のユーモアでファンドレイザーにしちゃった秀逸キャンペーン

ドイツではネオナチが大きな社会問題になっていますが、彼らの移民排斥デモを独特のユーモアあるアイデアで全く逆の移民支援のファンドレイジングキャンペーンにしたのがこのビデオです。

ネオナチの数百人の集団が移民排斥を掲げてデモして歩きます。移民支援団体の人たちは、「ネオナチが歩くごとに移民支援の寄付になる」というキャンペーンを企画します。

いつもネオナチの人たちは、自分たちが歩くと、周辺住民が非難の目で見てくるのに慣れているのですが、この日は、周辺に「移民支援のために歩いてくれてありがとう!」といったプラカードや、「ありがとう!ここの白線で500ユーロ達成!」といった言葉が書かれた標識にとまどいます。最後には、ゴール地点に「10000ユーロ寄付達成!移民支援のためにありがとう!」という感謝の言葉があるというものです。独特のセンスでネオナチの行動をパロディ化させるユーモアある取り組みで、世界ファンドレイジング大賞でも表彰されました。

寄付もファンドレイジングも、こうしてみるととてもクリエイティブな可能性があると感じます。日本でも世界をうならせるキャンペーンを企画したいですね。

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