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ヒント4「企画段階は創造的に、実行段階は淡々と」:孤独なfrrへ贈る羅針盤~FR成功の(発想の着眼点)ヒント

先日、日本ファンドレイジング協会が初めて実施した、ファンドレイザーのための人財照会イベント「ファンドレイザー・オープン・マーケット」に相談員として参加してきました。

■Fundraiser Open Market|団体とファンドレイザーの新しい出会いのマーケット(https://jfra.jp/event/59381

求職テーブルと、啓発プログラムが展開されている中で、筆者の役割は、どうしたらよいだろうかと立ち止まって考えている人に声をかけて本日の来場目的を伺いながら、軽いものから深刻なご相談まで数多くの方々と話し込んでおりました。

まだまだファンドレイジングチームが存在している団体は少数派で、組織内のファンドレイザーも多くないし、ましてや組織にファンドレイザーを専任で設置できていないというところも多い中で、ちょっとした相談相手や同僚がいない、孤立しているというファンドレイザーや、時間の合間をぬって複数の団体をちょっとずつファンドレイジングの支援をしているなどコンサルティング会社顔負けの大車輪の活躍をされている方がいたり、他に職業をもっていてボランティアとしてはできるけれども複業や兼業禁止ながら、自分にとってイキイキとリフレッシュしながら取り組みできるのでと自己実現もあって続けておられるなど、さまざまな取り組み方があることがよくわかりました。

また当日は、相談会のあとで、ファンドレイジングスクールの同窓会を兼ねた懇親会が開催されました。現在、新しい期の学ぶ人々を募集されているが、期ごとの結束は大変強い様子でした。筆者は、数年前までスクールの講師を務めていましたが、対面でのスクールからコロナの影響でオンラインになって、同様に講師を継続しても、なかなか期ごとの違いや繋がりを深める機会が難しかった。しかしながら、スクールの中ではカリキュラムとしてホームルームのような取り組みや振り返りもあるので、組織を越えて数多くの仲間との繋がりを保てているようすでありました。

組織の中にファンドレイザーは少なくても、あるいはまだ組織内の正式なファンドレイザーにはなっていなくても、同僚がいることはとても大切で、孤立しないで、同様の課題や悩みなど話ができるだけでもありがたいし、知っているメンバーの団体の活動は実感をもって気になる上に、あの方もあの団体で頑張っているのだなと意識するだけで、自分も負けられないな、頑張っていこうという気持ちが高まるようです。
読者の皆さんも機会が許せば、ぜひ参加されることをお勧めします。

■ファンドレイジング・スクール<2026年度募集要項>(https://jfra.jp/school/requirements

興味や特性を活かしていく

趣味や興味など、なぜかそれに触れていると気持ちが満足して楽しい気分でいっぱいになる、特に理由があるわけでもなく、ただただ心地よいというものが確かにある。そうしているともっと知りたい、もっと深く関わっていたいなどの感情がわいてきて、強い関心をもって携われる、時間が許すのであれば、いくらでもふけっていたいというものだ。そして職業選択の中で、興味関心のある分野に、生涯の仕事を得られたら、まさに天職として充実するだろうが、別な考え方がある人にとっては、趣味は趣味。仕事にしたら楽しくなくなるという場合もあるようだ。

筆者の大学の先輩で、マリンスポーツなどでたっぷり日焼けしていた人が卒業後、ヨットマリーナの仕事を得たのだが「休みの日にすることがない」と嘆いていたことを思い出す。いずれにしても、興味関心がある分野というのは、触れていると楽しいし、心を無に、時間が過ぎるのを忘れて、ずっと没頭していたい。というのが大半なのではないだろうか。

また、一見違うような仕事においても、例えば収集が関心ごとである場合には、事業開発をするために先行している成功事例の収集といった業務には他に比べて興味をもって取り組みできたりする。このようにして「おもしろくなき仕事をおもしろく取り組む」まさに、高杉晋作の辞世の句「おもしろき こともなき世を おもしろく」 のような仕事にこだわりをもって取り組むための方法、マイルールがあるように感じている。

意味のないことにこだわりを持つとゲームのような楽しめることもあり、例えば、単純なルーティンワークをこなさなければならない場合に「タイムチャレンジ」として時間制限や競技要素を取り入れてやってみる。あるいはやり方をすこし変えてみたり、フォーマットを美しくするなど自分なりの職人魂をもったり、言われた通りだけでないものにして、ポジティブに機会をとらえていくことなどもあげられたりする。

企画段階は柔軟に取り組みする

興味関心は、視点を変えてみることで生まれることもある。決まりきった見方だけでなく、高くから、あるいはしゃがんでみるなど、意図して視線を変えてみたり、少しだけ条件を変えてみたりして、可能性を探っていく。そうしているうちに注目してみていると段々と面白くなってきて、その中で創造的なアイデアが沸いてきたり、別の意外な視点に気づいたりもする。そして、それを試行的に取り組みしてみるとなかなか良かったりする。自分でもうれしくなる瞬間だ。

企画を立てているときに、アイデアが出てこない!!という場合も多々あるだろう。その場合には、ちょっと視点を外してみたり、興味関心からのアプローチを試みる。これができるようになってくると、他の団体で導入に成功している事例も、その先の背景が類推できるようになってくる。そうなった時には、おそらくあなたの能力と経験は格段に進歩している証だといえる。

あっちにいったり、こっちにいったり、いろいろと迷って企画段階は幅広くいろいろと考えてみる。そしてあまりに考えが拡散してしまったなぁと思ったら、絞り込んでみる。それで分野や領域を決めてまたあれこれ考えていると考えの幅がまた広がってくる。今度はまた、それを絞り込んで考え直してみる、というようなことを何度か繰り返していくと、格段とアイデアは高まってきたのではないだろうか。

しかし、実行段階では考え込みすぎない

検討を重ねて、実行する段階になったら、やりながら考えないで、決められたことを淡々と進めていく。前回のクラファンでの説明であったように「決められたことを淡々と進めていく 」。コロコロかわっていては、成果が何で出たのかわからず、振り返りの時に「良いものはさらに伸ばして、悪いところを改善して」という時のポイントが絞れないことになってしまう。

だいじょうぶ、あなたが企画段階であれこれと時間をかけて検討したことは、水面下であなたの土台となっているので、何が起こってもそれは次へ繋がる成果となるはずだからだ。

いかがだったでしょうか、次回は 「企5.ただお金が集まれば良いではない 」をお届けいたします。


本稿で取り上げたい「ご質問」「ご相談」がございましたら、ぜひお聞かせください。


▷ ヒント1「周囲(地域)のムードをかえる」
▷ ヒント2「過去に学ぶが、前例にとらわれすぎるな」
▷ ヒント3「ぶれない、長年やってきて支持されてきたことを信じる」
▷ ヒント4「企画段階は創造的に、実行段階は淡々と」

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